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非リレー型バトルロワイアルを発表するスレ Part36 [転載禁止]©2ch.net

199 :BLACK ACTION ◆84AHk0CknU :2015/07/31(金) 02:23:08.09 ID:b/uh6Pr1
「ぐっ、おォォ!!」

咄嗟に両腕でガードするAKYSだが、ガラスをぶち破り外へと吹き飛ばされる。
追い討ちを掛けるべく自身も外に出ようとするゼロだが、両手に鈍い痛みが走っているのに気付く。
AKYSと激しく拳をぶつけあったせいだろうか。
4メートルを超える起動兵器に蹴り飛ばされても無傷だった己が、これしきで傷を負ったという事実に首を傾げる。
何か体に細工をされたか、胴着の男が思った以上の実力者だったか、或いはその両方か。
だがこの程度の傷どうということはない。
両腕を軽く振り痛みを振り払うと、外へ出て敵を追う。
外へ出ると血が点々と落ちていた。あの男のものだろう。
血はガソリンスタンドを出て左側に続いている。その先を見るとAKYSがふらつきながらもゼロを睨み付けてくる。

「それ程の力を持ちながら、あんなふざけた男の言いなりか」
「……」

呆れたようなゼロの言葉に視線を更に鋭くするAKYS。
ゼロが一気に片をつけようと近付くとAKYSも応戦するべく走り寄り殴りかかる。
拳と手甲が音を立ててぶつかり合い、衝撃でアスファルトが砕け散る最中

『ゼロさん上です!逃げて!!』

雪華綺晶の声が響き、ゼロとAKYSは咄嗟に言われた通り上を見た。

「あれは…」

そこには見た事の無い怪物が宙に浮き、こちらに黒い光弾を放とうとしていた。





雪華綺晶はゼロに言われた通り事務室に隠れながら、間近で起こる戦闘を固唾を呑んで見守っていた。
ゼロも、襲ってきた胴着の男もまるで漫画のキャラクターのようにデタラメな動きで戦っている。
その現実離れした光景に夢でも見ているのだろうかと混乱するが、頭を振って意識を現実に戻す。
ふいに姉と友だちの事が頭に浮かんだ。
自分はゼロという殺し合いに反対する者と出会えた。だが彼らはどうだ?
水銀燈は運動神経抜群だがゼロ達のような動きは当然できないし、やる夫に至っては体育の成績は常に1という有様。
もしも二人が胴着男のような危険人物に襲われていたら?いや、ひょっとしたらもう既に…
脳裏に浮かんだ最悪の光景を必死に振り払おうとするも、一度想像してしまったらそう簡単には消えない。

(姉さん…やる夫さん…)

震えだす自分の体を両腕でキツく押さえつけ俯く。

ガッシャァァン!!

ガラスが割れる音がしたのでハッと顔を上げると、胴着男が外に殴り飛ばされたのが見えた。
男を追ってゼロが外へと飛び出したのを見て、自分も様子を見に行こうかと考えた時。

“ソレ”が目に入った

「なに、あれ…?」

赤い女性のようなモノが宙に浮いている。
上半身はドレスを着ているようにも見えるが、下半身は芋虫のような形で一番下から目玉が覗いている。
顔は下半分しかなく、上には触手のようなものが生えていた。
超人的な力を持つとはいえ見た目は人のそれと変わらないAKYSやゼロと違い、あちらは完全な怪物だ。
突如現れた異形に凍りつく雪華綺晶を尻目に、事は進んでいく。
怪物の両手に赤黒く輝く玉が現れる。そしてゼロ達に当てるべく狙いを定めていた。
ゼロも胴着男も、この怪物の出現にはまだ気付いていない。

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